2021/8/31
2022年度より「領域専攻」がスタート!
広告デザイン科の現10専攻が、「領域専攻」として新2専攻に変わります。
今年度まで、本校での教育の軸となる広告デザイン科(2年課程)は、広告・デザイン・表現を学ぶ上で、目指すべき職種から10専攻に分けて行ってきました。しかし来年度より学びのカタチを「専攻」から「領域専攻」と位置づけ、「ビジュアルデザイン専攻」と「マーケティングデザイン専攻」の2専攻として、学びのカタチを変えてスタートします。
これは全国にある「高等教育上の新しい流れ」とも言えます。特定の専門分野を学ぶことの大切さは変わりませんが、わたしたちの社会のあり方はさまざまな専門分野が絡み合っています。「業界や、それを取り巻く社会の中で進む多様性」を理解し、教育の場においてもさまざまなつながりを、総合的に把握できる人材育成が求められているのです。
このようなあり方は、特に広告やデザイン、表現の世界では、以前から取り組まれているものです。それでも通常、専攻やコースが入学時の選択として設けられている理由は、何かの専門分野をきっかけとしてある程度の経験を積み、その後、社会の中で幅広い範囲に触れながら徐々に職能範囲を広げていく、科・専攻・コースという一定のスタイルがあったからとも言えます。
しかし広告やデザイン、表現を学ぶ上でも、また職業として考えていく上でも、今まで以上に幅広い範囲に対しての理解や関心が求められるようになりました。広告やデザイン表現は常に、その時代の社会や文化の鏡でなければならないと、本校は考えます。教育課程を卒業し、社会人として数年働けば、入社当時に比べ「仕事のつながり」が見えてきます。その際に既に業界のあり方となっている「多様な専門分野のつながり」を理解できる人材が必要とされますが、その幅広い範囲に対しての教養や理解に対しての学習が、社会に出る前の教育の場でも求められる時代に変わりつつあるのです。
また学生の中には、専門分野を専攻して学び始めても、自身が選んだ分野を初めからしっかり理解できているわけではない場合も目立ちます。それは学び始める前の判断ですから、ある意味当然とも言えるでしょう。今後の広告やデザイン表現に求めらる多様な分野を学びながら、自分自身が求める専門分野を見出し、教育の場としての意義と楽しさを感じてもらいたいと考えます。
申し訳ございません。只今、上記「変わる!内容」に対して学校案内を2022年度用として作成し直しております。
※「2022年度 募集要項」は、上記内容に変更されています。